このコーナーは、webmasterが実際に販売している商品を使って、身近なものを修理、塗り替えにチャレンジする様子を紹介します。 |
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さて、まず今回ご紹介するのは過去の作品になるのですが、去年、妻と2人で 2ヶ月にもわたって塗り替えた「食器棚」です。 この「食器棚」は私の祖母が使っていたもので、多分40年ぐらい前の品物だと 思われます。さすがに昔の品物はとても丈夫にできており、捨てるには心苦 しく、塗り替えにチャレンジすることにしました。 右の写真が塗り替え前の写真です。(この頃は、HP上で紹介するとは考えても いなかった為に、写真をキチンと撮影しておらず、ご覧のような見にくい画像と なっております事をお詫び申し上げます。) |
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この古く、うす汚れた「食器棚」を再生するには塗り替えるしかありません。 そこで解体後、サンドペーパーを使ってひたすら研磨作業に打ち込むことに なったのですが...。これが思ったよりも、たいへんな作業で後悔することに なりました。というのも、古い塗幕が非常に堅かった為、最初はNo180ぐらいの ペーパーで作業していたのですが、歯がたたずにNo100に変更、それでもなか なか作業が進まずグロッキー状態でした。最初から剥離剤を使っていればと 後悔したものです。 |
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※ 研磨用ペーパーは数字が大きくなるほど粒子が細かくなり用途により 使い分けます。 ※ 剥離剤とはリムーバーとも呼ばれ、古い塗幕が剥離剤を塗ることにより 軟らかくなり、ヘラなどで剥ぎ取りやすくするものです。 |
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この「食器棚」は上下2段組で、扉5枚、引出し6段の組合せをそれぞれ取り 外して研磨作業を終えた状態が右の写真です。 (取っ手や蝶番も取り替える為にはずしてあります) 100から研磨作業を始めた為に、その後240、400と念入りに表面を 整えたのですが、なかなか100の研磨キズが消えずに苦労しました。 もう少し慎重に研磨作業をすればと反省。 |
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着色作業にはいる前に、急きょ取っ手を新品に取りかえることになり、従来の 取っ手の穴をパテで充填、乾燥後に研磨(同じ幅の取っ手が見つからなかった 為余分な作業が増えました)。 今回、着色剤はワイプステインを使用することにし、調色は妻が担当。 思い通りの色を作るのには苦労するのではと思ったのですが、美術大学出身の 彼女はスムーズに調色を完成。ラッカーシンナーで3倍程に薄め着色開始! ハケで塗った後をウェスで刷り込む作業を2、3回繰り返し着色終了。 (着色作業の写真を取り忘れ、お見せすることができません、ごめんなさい。) ※ワイプステインは数倍から十数倍、ラッカーもしくはウレタンシンナーで 薄めることができます。 |
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左の古い取っ手を右のタイプに付け替え 取っ手を新品に変えるだけで随分雰囲気 が変わります。 |
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ステイン乾燥後に全体を観察すると、ペーパーで研磨が不充分だった箇所は やはり色のノリが悪く、下地調整の重要性を痛感しました。 最後に塗装面の保護と艶消し仕上げにする為に、「ホシュールスプレーの全消」 を全体に吹き付けて乾燥を待ってようやく作業終了! ※ホシュールスプレーは艶のタイプが6段階にも分かれているため、好みに 応じた艶仕上げが出来ます。 |
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右の写真が完成品です 細かい箇所のミスはあったものの初めての作業にしてはまずまずの出来映え ではないかと、自分では納得しております。 作業に費やしたお金と時間は次のとおりです。 ・費用 金具類 約5,000円 塗料類 約2,500円 合計 約 7,500円 ・日数 のべ10日ぐらい(2人で) (取っ手だけで11個も交換した為に、金具代が少々高くつきました。) |
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